素材と品質

素材と品質

七味の素材

七味を彩る七つの素材

七味唐辛子を構成する素材には定義がありません。「七つの素材=七味」がブレンドされた唐辛子であれば、すべて七味唐辛子と呼べます。店ごとにそれぞれの「七味」があり、その調合に工夫があり、それが味や香り、色などの特徴となって表れています。八幡屋礒五郎の七味は、辛味を出すための唐辛子、辛味と香り両方を併せ持つ山椒・生姜、風味と香りの良い麻種・胡麻・陳皮・紫蘇の七つ。辛味と香りの調和のとれた独特の味わいが特徴です。

「風味」がすべて

七味唐からしは、風味が信条の素材で作られた食品です。しかし残念ながらその風味は、開封して空気に触れた瞬間から徐々に落ちていくもの。少しずつ購入し、開封後は早めに使い切ることで、その風味を守り、最後まで美味しく召し上がっていただくことができます。そのため、迷われているお客様には、小袋をお薦めしています。卸売りや通信販売などで供給地域が広がった今も、味を第一に考えるこの姿勢を忘れることはありません。

原料を地元産に

近年、八幡屋礒五郎の七味唐からしの原料は、その多くを県外産や輸入に頼っていましたが、原点に戻り、長野県産の唐辛子の委託生産に着手いたしました。今後は長野県産の原材料をより多く使用することで「信州の七味唐からし」としての魅力をさらに高めていきたいと思います。

蕃椒 [バンショウ]

蕃椒 [バンショウ]

七味唐からしの命ともいえる唐辛子

七味唐からしの命ともいえる蕃椒(唐辛子)は常に厳選された素材を使用。焙ることでその辛味と風味は増してきます。唐辛子の辛味成分は、カプサイシンやジヒドロカプサイシンなどの化合物。この辛味が、唐辛子の食品としての価値であり、スパイスの中で最大の需要を得ているのも、この辛味あってこそです。

蕃椒 [バンショウ]
白薑 [ビャクキョウ]

白薑 [ビャクキョウ]

生姜の辛味やさわやかな芳香が欠かせません

その辛さやさわやかな芳香が欠かせない白薑(生姜)。辛味成分はジンゲロール、ジンゲロン、ショウガオール。芳香成分は、ジンギベレンを主としてαー・βーピネンやαークルクメンなどの精油です。

白薑 [ビャクキョウ]
紫蘇 [シソ]

紫蘇 [シソ]

紫蘇の味と香りは、食材そのものの味を引き立てます

紫蘇の味と香りは、魚、肉をはじめ野菜や穀物とも相性がよく、そのものの味を引き立てます。芳香成分は、ペリルアルデヒドを主に、ピネンやリモネン。
紫蘇の葉はビタミンCやミネラル、鉄、カルシウムも多量に含んでいます。

紫蘇 [シソ]
山椒 [サンショウ]

山椒 [サンショウ]

痺れるような辛さと香りの高さが決め手のひとつ

青いうちに手作業で丁寧に収穫した果実を乾燥させ、種を取り除き果皮だけから作った山椒は、辛さと共に香りの高い山の風味にあふれています。
この辛味の成分は、α、βおよびγーサンショオール、サンショアミド、ラニオールなど。香りの成分は、シトラネール油、ティペンテン、フェランドレン、オイゲノールなどの不飽和アミド。果皮だけでなく花房・若芽・葉・樹皮にもこれらの成分が含まれています。

山椒 [サンショウ]
陳皮 [チンピ]

陳皮 [チンピ]

ミカンの芳香も一役買います

温州ミカンの成熟果実を乾燥したものです。リモネンなどの芳香に富む精油成分を多く含みます。

陳皮 [チンピ]
胡麻 [ゴマ]

胡麻 [ゴマ]

その香ばしさが唐辛子の辛みを和らげます

品質の良い油成分を含んだ胡麻は、七味唐からしのおいしさの決め手。その香ばしさが唐辛子の辛味を和らげます。胡麻の種子は、50%ほどが油で、20%前後がたんぱく質。カルシウム、鉄なども多く含みます。

胡麻 [ゴマ]
麻種 [オタネ]

麻種 [オタネ]

風味、香りともに胡麻に引けをとりません

「麻種を製粉できれば一人前」。そんな逸話が残されている麻種は風味、香りとも胡麻に引けをとらない優れた食材です。たんぱく質や脂肪(リノール酸、リノレン酸、オレイン酸など)と、ミネラルのリンや鉄が多く含まれています。

麻種 [オタネ]

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